通級クラスのマジックミラー

加藤建築

2018年06月22日 08:38

森小学校の通級クラスの教室の工事をさせていただきました。
通級クラス開設にあたり、袋井東小学校の教室をみんなで視察に行き、それを参考に工事を行いました。

教材置き場と保護者控室を作って、控室からはお子様の授業の様子を見守れる窓が付きました。


この窓はマジックミラーとなっています。

完成後、マジックミラーなのに中が見えてしまう!というお知らせをいただきました。保護者の方が白い服を着ており、お子様が「お化けがいる!」と怖がってしまったとのこと。

調べてみたところ、保護者控室の廊下窓から光が入ってしまっていました。遮光の布で窓をふさいでもまだ人影が見えてしまいます。そこでガラスの反対側からさらにもう一枚マジックミラーのフォルムを貼ったところ、何とか見えなくなりました。

マジックミラーフィルムの強さ?もいろいろあるようなので注意が必要そうです。反射が強いほど、見える側からは薄暗く見えます。網目が細かい、みたいなことでしょうかね。

仕組みを簡単な例で挙げると、網戸やレースカーテンと同じで、明るい部屋からは暗い部屋が見えない。昼は家の中が見えないけど、夜電気をつけていると丸見えというアレです。

何かで採用する際は、隣り合った部屋どうしの明暗をはっきりさせましょう。また、表裏ではなく、明るい部屋から暗い部屋が見えない、ということに注意です。
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