え?グレーの抜け道じゃないんだ・・・

2019年03月12日 | 日々の出来事

消費税増に合わせて、新たにできた次世代住宅ポイント制度。実は10%対策なのに8%の方も使えるのです。
国土交通省主催で、全国で住宅施策説明会が開催されています。

静岡県では先週木曜日の7日に清水で開催されましたので、社長と一緒に参加してきました。

その前日、お付き合いのある建材業者さんで、リクシルによる次世代住宅ポイントの研修があり、そこで疑問に思ったことを国交省の説明会の担当者の方に直接聞いちゃいました。

その疑問に思ったこととは、

3月までに請負契約をし、「10月以降に着工すれば」消費税8%のまま次世代住宅ポイントが使えてお得(※特例)ということ。リクシルさ~ん、それほんとぉ?

これは、3月までに請負契約した工事期間が長い(およそ6か月以上)であろう住宅などの「引き渡し」が、消費税が変わる10月以降になっても8%のままでいいですよという経過措置が絡んでいます。

「え?着工が10月以降って8%でいいの!?」

今まで思いもしなかったルール。調べてみると、経過措置は”引き渡しが”としか言ってない!

そんなの10%じゃないのと思い込んでましたが違ったようなのです。

では、8%でいいのはわかったけど、なんでその人たちまで使えるんでしょうか。ずるくない?

直接聞いてみよう

国交省の説明会でもやはり同じ説明で、10月以降着工は8%であって、その人も使っていいというのが特例、でした。

さて、なぜ8%のひとまで使えるようにしたのか。国交省の方に説明会終了後直接聞いた内容がこちら。

私 「10%の方のための制度なのに8%の方も使えるというのはどういう経緯があったんですか?」

担当者 「全体の住宅施策の説明でも言いましたが、増税前の駆け込みと増税後の反動減。これの緩和のための特例です。次世代住宅ポイントは10%の方向けのものですが、工事棟数の平準化のために、8%の方でも着工が10月以降なら使っていいことにしました。」

私「あ、同じ8%ならどんどん着工してしまうところを、これを目当てに工事遅らせてくれた方が助かる、ということですね!」

担当者 「そういうことです。」(ニコッ

着工が10月以降でも8%でいい。さらにこの制度が併用できてお得。グレーな抜け道かと思ったら、完全に公式でした・・・。

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