森町H.M様別棟【木造リフォーム】
2009年11月25日
平成21年11月に完了した屋根葺き替えリフォーム物件です。
板金屋根の軒先から水がまわり、野地板や垂木が腐食してしまったため、
きれいにするとともに同様なことにならないようにしたいというご要望でした。

板金屋根の軒先から水がまわり、野地板や垂木が腐食してしまったため、
きれいにするとともに同様なことにならないようにしたいというご要望でした。

母屋や破風まで腐食して崩れているところもありましたが・・・







すっかりきれいになりました。
使用したのは『オークリッジプロ』というアスファルトシングルです。


テラスの屋根も透明なポリカにして、明るくなりました。
下屋との段差は鋼板を立ち上げて塞ぎました。

下屋の端は柄振り板(えぶりいた)で納めています。
軒天材を貼り、ケラバの母屋も鋼板巻きとしました。


雨仕舞いもこれでバッチリですから、屋根もまだまだ長持ちしますね!

さて、今回のような古い建物の場合、
葺きかえるなら重い屋根にはしないほうがいいです。
重い屋根(陶器瓦など)だと地震時に躯体に大きな負担がかかりますから。
(古さの目安は建てたのが昭和56年より前か後か。この年の建築基準法改正で躯体強度(基礎や耐力壁)が大きく強化されました。)
アスファルトシングルはシート状の屋根材で、
ゴムアスファルトにグラスファイバーを挟み込むことで強度を保ち、
化粧面は色のついた砂が吹き付けられています。
1枚1枚が軽く、今回の葺き替えに適していると判断しました。